仕様と根拠
どの改行を変えるか
RFC 4180 2 節の 1 は、レコードを改行(CRLF)で区切ると定めています。このツールは行を区切る改行(CRLF・LF・CR のどれでも)を読み、選んだ改行コードに置き換えます。W3C の仕様でも行末は CRLF・LF の両方を読むのが既定です。
引用符の中の改行
RFC 4180 2 節の 6 により、改行を含む値は二重引用符で囲みます。この中の改行は行の区切りではなく値の一部なので、既定では変えません。W3C の仕様も、引用符で囲んだセルの中の改行は正規化しないとしています。取り込み先が値の中も同じ改行にそろえることを求めるときだけ、「同じ改行コードに変える」を選びます。
最後の行の改行
RFC 4180 2 節の 2 は、最後のレコードの改行はあってもなくてもよいとしています。取り込み先の求めに合わせて「なければ付ける」「あれば取り除く」を選べます。二重引用符が閉じていないCSVでは、最後の改行を足し引きしません。
根拠にした仕様・資料
| 仕様・資料 | 確認日 | 使った箇所 |
|---|---|---|
| RFC 4180 Common Format and MIME Type for Comma-Separated Values (CSV) Files | 2026年10月28日 | 2 節の 1(レコードは CRLF で区切る)・2(最後のレコードの改行は任意)・6(改行を含む値は二重引用符で囲む) |
| W3C Model for Tabular Data and Metadata on the Web | 2026年10月28日 | 7.3(引用符で囲んだセルの中の改行は正規化しない)・8(lineTerminators の既定は CRLF と LF) |
指摘の段階
- エラー: 仕様に反していて、正しく読めない・処理できない入力です。
- 警告: 読めるものの、仕様の推奨に反する・矛盾する・意図と違う結果になりやすい入力です。
- 情報: 誤りではありませんが、知っておくとよい扱い(読み飛ばした部分や解釈)です。
入力の扱い(送信しない仕組み)
処理はすべてお使いのブラウザの中で行います。処理の本体はこのサイトから配信する小さなスクリプト(/app.js)で、外部のサービスやライブラリを読み込みません。ページはブラウザに通信を禁止させる設定(Content-Security-Policy の connect-src)つきで配信しており、入力した内容がサーバーや第三者へ送られることはありません。ファイルを選んだ場合も、端末の中で読み込むだけです。
このツールでできないこと(制約)
- 二重引用符の読み方は RFC 4180 の規則に沿った簡易的なもので、値の先頭の二重引用符だけを囲みの開始として扱います。引用符の使い方が壊れた CSV では、改行を変える範囲が意図と違うことがあります。
- 文字コードは変換しません。UTF-8 以外のファイルをテキストとして読み込むと文字化けするため、先に UTF-8 で保存し直してください。
- 列の数・空欄・重複行の検査はしません。それらを調べるときは、列の揃いを検査する別の道具を使います。
- ファイルは端末の中で読み込み、結果をコピーかダウンロードで取り出します。元のファイルを直接書き換えることはしません。
ご利用にあたって
- 改行をそろえても、取り込み先が求める列の順序・文字コード・必須項目まで満たすとは限りません。取り込み先の仕様も確認してください。
- 大きなファイルはお使いの端末の性能によって処理に時間がかかることがあります。